ゾロアーク検定#02 解説

2月3日にTwitterにあげたゾロアーク検定の解説です。




行動順

 行動は、ヒラヒナ→ゲッコウガフラージェスラランテスの順でした。ヒラヒナがやけに速い気もしますし素早さを調べてみます。

ヒラヒナ
 S種族値75 72~139
ゲッコウガ
 S種族値122 114~191
フラージェス
 S種族値75 72~139
ラランテス
 S種族値45 45~106
ゾロアーク
 S種族値105 99~172

 ヒラヒナとゲッコウガのどちらがゾロアークだったとしても行動順に矛盾はないようです。

さいきょうのあかし

 ポケモンを繰り出した時「さいきょう ゲッコウガ」と表示されていました。これは「さいきょうのあかし」によるもので、★7のテラレイドバトルで捕まえたポケモンについています。そして、★7レイドのゲッコウガはの特性は隠れ特性であるへんげんじざいで固定です。つまり、なげつける使用時に特性が発動しなかったこのゲッコウガゾロアーク……とはいきません。
 実は、ポケモンSVでとくせいパッチの仕様が変更され、隠れ特性ポケモンに使うと通常の特性に変わるようになったのです。つまり、特性がげきりゅうである可能性が残るこのゲッコウガゾロアークかどうか判断できないのです。

ヒラヒナの特性

 ヒラヒナの特性はきけんよち・おみとおし・かそくのいずれかです。ターン終了時になにも起こっていないのでかそくではなく、相手のラランテスがヒラヒナに効果バツグンとなるなげつけるを覚えていみぶるいしていなかったことからきけんよちでも無いと分かります。つまり、このヒラヒナが本物なら特性はおみとおしだということになります。

フラージェスの特性

 フラージェスの特性はフラワーベールかきょうせいのどちらかです。フラワーベールは味方のくさタイプのポケモンが能力を下げられたり状態異常にされるのを防ぐ効果で、あまのじゃくの効果込みで判定されます。問題中ではくさタイプであるラランテスの攻撃が下げられているので、このフラージェスの特性はフラワーベールではなくきょうせいであることが分かります。ちなみに、このフラージェスのHP185はLv.50のゾロアークではありえない値なのでフラージェスが本物であることは確定しています。

きょうせいについて

 きょうせいは「味方が道具を使うと自分の持っている道具を味方に渡す」という効果の特性です。特性が発動する条件は「味方が道具を使う」なわけですが、実はこの「道具」は味方の持ち物でなくても良いのです。どういうことかというと、なげつけるの対象となり追加効果を受けることでも発動条件を満たすのです。
 ただ、問題中ではラランテスがなげつけるを受けてチイラのみが発動しているのにきょうせいは発動していません。これはラランテスが道具を持っているからです。

ラランテスの持ち物

 ラランテスが道具を持っているならなげつけるが失敗しているのはどうしてでしょうか。理由は簡単で、なげつけるが失敗する道具があるからです。具体的には、各種ボール・わざマシン・ノーマルジュエル・とくせいカプセル・とくせいパッチです。ラランテスはこのような道具を持っていたことで、フラージェスのきょうせいを発動させず自身のなげつけるも失敗させることができたのです。

 ここで、ヒラヒナが本物ならその特性はおみとおしだということを思い出してください。ヒラヒナが本物の場合、戦闘開始時におみとおしは発動していないのでラランテスが道具を持っていないことになりますが、ラランテスは道具を持っていることが確定しているので矛盾しています。


ということで、正解は
ゾロアークはヒラヒナ」でした。


不備等ありましたらご指摘ください。
チャオ!